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zoom RSS 『遠い空の向こうに』・・・夢をかなえたロケットボーイズ

<<   作成日時 : 2006/10/09 01:19   >>

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NASAのエンジニア、ホーマー・ヒッカムの自伝を原作とした『遠い空の向こうに』。またひとつ“泣ける”映画に出会った。

【多少ネタバレあり】
1957年10月。炭鉱の街に住む高校生ホーマーは、ソ連が打ち上げた人類初の人工衛星スプートニクの軌跡を見上げる。星空を横切っていくその小さな光に魅せられた彼は3人の友達と共にロケット作りに夢中になっていく・・・。

人工衛星に興味を持った彼が夢中になったのが、それを打ち上げるロケットのほうであったところがおもしろい。宇宙への夢を抱き始めた彼とその仲間たちに炭鉱の街は以外にも冷たいのだが、母親や工場のおじさんや担任の先生など温かく見守る理解者にも励まされながら、ついに学生科学コンテストで優勝を手にするまでを淡々と描いている作品である。

炭鉱の事故で父親が怪我をしてしまいかわりに働くことになるホーマーが、どうしてもあきらめられない夢、ロケットの打ち上げ再開を決意するシーンは印象的だ。ロケットにうつつを抜かす息子を認めていない父親に「もう地下にはもぐらない」ときっぱり告げるホーマー。彼が見据えるのは足の下にある坑道ではなく、空の向こうにある宇宙だったのだ。

ラスト。
優勝メダルを胸に、最後の打ち上げ実験を街の人たちに披露するロケットボーイズたち。初めて実験を見に来た頑固な父親に点火スイッチを託すホーマー。彼らのロケットは彼らの夢を乗せて、大空の高みへまっすぐ上昇していく。そしてそのシーンがそのままNASAのスペースシャトル打ち上げシーンの映像に切り替わる・・・。

作品中何度か訪れる“泣き所”のなかで、私の一押しはこのラストシーン。彼らが幾度となく打ち上げを試みた空き地が、ケネディ宇宙センターの広大な風景とラップする。彼らの打ち上げたおもちゃのようなロケットが、スペースシャトルの打ち上げスタイル・・・大型の燃料タンクと2基のロケットブースターを腹に抱えるオービタというあのスタイルにラップする。
うん、これはいいシーンだ!

ロケットを飛ばしたいという純粋な夢を、のちにNASAのエンジニアというかたちで実現させたホーマーの姿は、何かを目指してがんばっている少年少女だけでなく、かつて何かを目指してがんばっていた大人にとっても励みになるんじゃないかな。
監督のジョー・ジョンストンにしても、下積み時代に参加した『スターウォーズ』シリーズや『ニューヨーク東8番街の奇跡』など、宇宙に夢を馳せるような作品の延長線上に存在する大切な監督作であるに違いない。

原作のタイトルは『ROCKET BOYS』であるが、映画の原題は『OCTOBER SKY』
秋の夜長になにかDVDでもレンタルして・・・なんて考えてる向きにお薦めの一本である。鑑賞後、きっと10月の夜空を見上げてみたくなりますよ。

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2009/08/15 09:29
遠い空の向こうに
ホーマー・H・ヒッカム・Jr.の自伝小説『ロケット・ボーイズ』の映画化。田舎の炭鉱町でロケット打ち上げに夢をかけた若者たちの青春ドラマだ。主演は今をときめくジェイク・ギレンホールで当時19歳、本作が映画初主演だった。共演はこの年『アメリカン・ビューティー』でアカデミー助演男優賞を獲ったクリス・クーパー。監督は『ウルフマン』が記憶に新しいジョー・ジョンストン。 ...続きを見る
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
つい先日、この映画を見てとても感動を覚えました!
トラックバックしたかったので、一言残して行きますね!
アル
URL
2006/10/26 00:01
アルさん、こんばんは♪
トラックバック、すぐに公開されず失礼しました。何度か試みていただいたようですね。ありがとう♪

何かしらの夢を抱いたことのある人なら、それを実現させた人も、あるいは夢破れた人も、誰しもが感動を覚えるであろう素敵な映画だと思います。
SOAR
2006/10/26 19:14
私は最近立て続けにジェイクの作品を観たので、彼の最初の主演作品も観てみようという軽い気持ちで観たのですが、ウーン実に良かった。
この頃から落ち着いた良い演技してます。もっとも当時は多くいる若手の期待の星の一人でしかなかったのでしょうけども。
スプートニクをみて、ロケットを作りたいと考えた炭鉱夫の息子が、その夢を実現する。アメリカらしくて、彼の国の良い点が見えた作品でした。
KLY
2010/07/27 01:18
KLYさん、こんばんは♪
ちょうど「プリンス・オブ・ペルシャ」「マイ・ブラザー」と続きましたからね、ジェイク。
ジェイクで思い浮かぶ作品って皆さんそれぞれあるかと思いますが、私はやっぱりコレですね、「遠い空の向こうに」。
イイ男には違いないですが、万人ウケするイケメンとも違うので、本作当時はそれほど目立つ役者ではなかったように思います。今年になって前述の2作での堂々の演技に、やはり彼はすごい人だったんだなあと実感しました。

現在の日本でもISSの「きぼう」、月探査衛星「かぐや」、イトカワから帰還した「はやぶさ」などの活躍に目を輝かせている少年少女たちがたくさんいるのでしょうね。おじさんうれしいなあ!
SOAR
2010/07/27 21:07

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