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あきらめていた年末のボーナスがまさかの全額支給となった先月。「ウチの会社だいじょぶか?」という一抹の不安が頭によぎりつつも、さっそく自分へのお年玉として欲しかったレンズの購入費用にありがた〜く使わせてもらった。(残りは住宅ローンの繰り上げ返済資金へ・・・) 私にとって4本目のLレンズ(いわゆる白レンズとしては3本目)となる、EF300mmF4L IS USM。遅ればせながら初めてのIS(IMAGE STABILIZER・・・手ブレ補正機構)搭載レンズである。シャッター速度にして2段〜4段分の補正効果があるとのことなので、さっそく庭のリカパンを被写体にその実力をテストしてみた。 1.4倍のエクステンダーをかませたため焦点距離は420ミリ。よく言われる手ブレ限界の目安は1/420秒となり、実際のシャッター速度のステップだと1/500秒が一般的な安全ラインと判断。で、そこから3段遅い1/60秒(1/500→1/250→ 1/125→1/60)を選択しての手持ち撮影に臨んだ。 EOS 30D / EF300mmF4L IS USM +1.4x / シャッター速度優先AE 1/60秒 (IS ON) EOS 30D / EF300mmF4L IS USM +1.4x / シャッター速度優先AE 1/60秒 (IS OFF) いやあ驚いた。こうもはっきり差が出るとは。厳密に言うと上の写真も微妙にブレてるんだけど、よほど引き伸ばさない限り問題ない範囲だ。またどちらも同じ構図で撮ったつもりなのに、ISオフではカメラがやや上を向いてしまっているのも注目すべき点だ(詳しくは後述)。 そしてEOS30Dがフルサイズ機でないことも忘れちゃいけない。35ミリフィルム換算だと焦点距離は670ミリ相当。ひぇ〜、600ミリクラスを手持ちで1/60秒!これは何気にすごいことだよなあ。 キヤノンのISはニコンのVRと同様レンズシフト式のため、ファインダー像に補正効果がそのまま反映する。このことは理屈ではなんとなくわかっていたが、実際に体験したのは今回が初めて。しばらく撮影してみてこのありがたさをとにかく実感した。 倍率が高く重量もある望遠レンズの場合、出来上がる写真のブレの有無がどうであれ撮影中のファインダー像はどうしても小刻みに揺れている。自分の呼吸、心拍、心理的緊張、腕の疲労・・・等々による手の微妙な震えがある以上これは避けられないものと思っていた。が、ISによってこれがいとも簡単に解消されるではないか。 既にISを使っている飛行機写真専門の友人に「違和感あって慣れるまで気持ち悪いよ〜」と聞かされていたが、幸い私にはさほどの違和感はなかった。たしかに望遠越しとは思えない安定したファインダー像に最初は戸惑ったが、このおかげで揺れるファインダー像と戦いながら(笑)「えいや」でその一瞬を捉える必要がないから、狙った構図と出来上がりに前述したような誤差も出にくい。 むしろびっくりしたのは慣れてきたISを切った時。とたんにファインダー像が揺れる揺れる!(笑) ・シャッター速度を2〜3段までならほぼ確実に稼げる ・ファインダー像に補正効果が反映されるので正確なフレーミングが可能 以上の2点がIS最大のメリットであることを今回の事前テストで確認できた。ただし望遠撮影で手ブレを抑える一番の有効手段は言うまでもなく三脚だ。これは大前提だと思う。しかし撮影地が三脚禁止ということもけっこう多い。私の場合陸自の総合火力演習見学がまさにそうなのだが、そういう状況でのISは非常に心強い。一脚と併用すれば鬼に金棒。また、同僚に誘われて昨年よりぼちぼち始めた野鳥撮影でも威力を発揮してくれるに違いない。 さて。余談といえば余談だが、今年はキヤノンの一眼レフ誕生50周年である。その長い歴史の中には私が10代の頃からこれまでに所有してきた4機種の名前や生い立ちも刻まれていることを思うとやはり感慨深い。一人のユーザーとして、なによりキヤノンのファンとして50周年という偉業達成に心から敬意を表したいと思う。 祝一眼レフ50周年! おめでとう、キヤノン! |
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