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zoom RSS 『ふたたび swing me again』・・・音楽の力

<<   作成日時 : 2010/11/14 20:34   >>

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ハンセン病を患ったことでジャズへの夢を一度は断たれたトランペッターが、仲間との約束を果たすべく50年の時を経て憧れのジャズクラブ“ソネ”に帰ってくるまでの物語。

ハンセン病という重いテーマを含みつつも、孫の青年と一緒にかつてのバンドメンバーを順に訪ねていくというロードムービースタイルが実に味わい深く、そのうえ爽やか。中心に描かれるのはジャズへの情熱やバンドメンバーたちとの再会ドラマといった音楽の部分であり、そこがしっかりしているのがいい。かといってハンセン病に絡むエピソードにストーリーのために取って付けたような印象は一切なく、こちらもきっちり描かれる。現実社会で未だに残る差別問題についても十分考えさせられた。

これは久々に満足できる音楽映画に出会えたという感じである。

俳優たちの楽器演奏の演技もなかなかのもので、ジャズミュージシャンらしい動きがそれぞれ様になっていた。ただし、おヒョイさん(笑)のトロンボーンだけはいかにも“吹くフリしてます”的でちょっと残念だったかな〜。もちろん犬塚弘のベースは当然のことながら違和感は一切なく、(音声は吹き替えられてるにせよ)安心して見ることができた。考えてみれば演奏シーンでの渡辺貞夫と犬塚弘の共演って、何気にスゴイことかもしれない。

逆に渡辺貞夫が役者としていい味出しているのも忘れちゃいけない。“ソネ”オーナーにしてサックスプレイヤーという役どころを極自然にこなしているではないか。彼の存在によりクライマックスの「COOL JAZZ QUINTETTE」復活ライブが格段にリアルさを増した。それこそ映画であることを忘れさせるような。さすがナベサダ♪

ソネのステージに熱い想いを注ぎ続けた老人たちの魂には及ばないが、かつての私もサックスパートの一員として仲間たちと共にあの普門館を目指した時代がある。練習の合間にナベサダ、MALTA、伊東たけしらを真似て吹くのも大好きだった(当時のサックス少年たちの定番は『Orange Express』や、リリコンだけど『ALL ABOUT YOU』等々)。
先輩の持つセルマーSA80が憧れで、たまに貸してもらえるとそれはもううれしくって・・・。

鑑賞後、あの頃の仲間ともう一度ステージに立ってみたいなあという想いで胸がいっぱいになった。
アルトのK、テナーのS、バリトンのN。お前ら、まだ吹いてるか?
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ふたたび swing me again
かつてはらい病と呼ばれ、50年以上もの隔離生活を強いられたジャズマンが、人生の最後にかつての仲間たちに再会するための旅に出る、やり残した夢を実現するために…。主演は『シュアリー・サムデイ』の鈴木亮平と財津一郎の若手ベテランコンビ。バンドメンバーに藤村俊二、犬塚弘、佐川満男といったベテランが、ミュージシャンの渡辺貞夫も出演している。監督は塩屋俊。 ...続きを見る
LOVE Cinemas 調布
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『ふたたび swingmeagain』(2010)/日本
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NiceOne!!
2010/11/15 09:24
【映画】ふたたび swing me again
<ふたたび swing me again を観て来ました> ...続きを見る
★紅茶屋ロンド★
2010/11/15 19:15
●「ふたたび swing me again」
21日、日曜日。 映画「ふたたび swing me again」を観る。 ...続きを見る
月影の舞
2010/11/23 09:13

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
>かつての私もサックスパートの一員として仲間たちと共にあの普門館を目指した時代がある

おお! それはそれは、SOARさんこの映画はかなりツボに来たことでしょう。
昔の夢が生きる支えになることは多いですから。
ジャズメンたちの邂逅は素敵でしたね。
rose_chocolat
URL
2010/11/15 09:27
rose_chocolatさん、こんばんは♪
楽器を手にする機会はほとんどなくなっちゃったけど、それでもあの頃の熱い想いが何かのきっかけでふと蘇ることがあります。本作はまさにそんなきっかけとなりました。

老人たちの邂逅のドラマ、清々しくてカッコよくてほんとに素敵でしたね〜!
SOAR
2010/11/16 00:06

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