10月のひまわりに見送られて

ようやく引越しが完了した。引越し屋さんによる2トン車での運送が1回。その他は先週の三連休&この土日を中心に、マイカーで全て運んだ。いったい何往復したことか・・・。数キロの距離でなければできなかったな。

アパートと隣市の新居を結ぶその数キロの途中、1キロ程川沿いの道を走る。ちょうど市の境付近になるのだが、ゆるいカーブが何度か連続するこの道路は川の片側のみで、対岸には新しいマンションが建ち並んでいる。割と絵になる風景である。
ダンボールその他の荷物を積んでアパートを出発し住宅街の狭い道路を抜け、T字路を右折するとこの川沿いの道路。ゆるいカーブを左に1回右に1回・・・するとガードレールの内側になんとひまわりが!それも数十メートルにわたって咲いているのだ。もう10月も半ばというのに。

何度も書いてきたように私はひまわりが大好き。自分でも毎年咲かせてきたし、近くのひまわり畑もお気に入り。そして私が実に11年住んだ第二の故郷といっても過言でない街の「市の花」はひまわりだったのだ。

秋雨に打たれ、秋風に揺られ、それでも咲き続けるのをやめない無数のひまわりたち。まるで市境の川沿いで私の車が何度も通るのを見守り、そして最後の荷物を載せて通過する時を待ってくれてるように思えてしまった。

そして今日。
雨上がりの午後がその時となった。私の生活環境からしてこの道を走ることは今後ほとんどないだろう。これが最後、これで最後・・・。
引越し最終便の私のトヨタが最後の“ひまわりロード”を走ってゆく。秋風に揺れる季節外れのひまわりたちが「さよなら」と手を振っているようだった。

さようなら、ひまわりの街。

この記事へのコメント

2005年10月17日 23:32
始まりと終わりはいつも同時に訪れるんですよね。ちょっと感傷的なSOARさんの気分、なんだかよくわかります。私も日々の忙しさにまぎれて立ち止まっている時間がないけど、時々ほんの一瞬そんな感傷にひたることがあります。環境が変わるときはなおさらですね。
SOAR
2005年10月18日 21:02
海にゃんさん、ありがとう。
昨年マンションを購入した先輩に新居での生活が始まったことを話したら、「最後にアパートを引き払うときどうだった?それまでマイホームのことでウキウキしてたのに、急に寂しくなったろ?」と言われました。・・・図星でした。
彼もそんな気持ちを味わったんだそうです。

新しい生活が始まるということは、それまでの生活が終わるということなんですね。なるほどです。
エンジェル
2005年11月13日 00:24
最近亡くなった 叔父は、いつも 奥さんのことを

「おかあさん、おかあさんは 俺のひまさりさんじゃぁ~」って言って
奥さんのことを 「ひまわりさん」って呼んでいました。

ひまわり 私もだいすきです

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