“2位に終わった”という言い方

フィギュアスケートの世界ジュニア選手権で、浅田真央選手が2位に入った。しかし残念ながらこれを“好成績を収めた”と表現するニュースにはお目にかかれなかった・・・。

昨年の同選手権の覇者でありジュニアでは無敵といっても過言でなかった彼女。今シーズンはGPシリーズにも参戦し、トリノ五輪で金メダルに輝いたあの荒川静香選手のGPファイナル進出を阻んだのもある意味彼女なわけで、そうした“強い浅田”へのあまりに多大な期待があったために、“2位に終わった”とか“連覇ならず”とか“負けた”といった見出しばかりになってしまったのだろう。

でも世界の舞台において、昨年は優勝で今年は2位。これは快挙と言ってもいいんじゃない?なぁんて思ってしまうんだな。いや私だって表彰台の中央に立つあのひょうひょうとした彼女を見たかったのは言うまでもない。けれどそうそう彼女ばかりが勝てるほど世界は甘くはないのだ。幸い今回は得点が伸びなかった理由がはっきりわかっているのだから、また次の目標に向かってがんばってほしい。

トリプルアクセルだけでなく、3-3-3のコンビネーションや片手ビールマンなど、彼女には他の選手にはない武器も多い。また、「ジュニアの試合になると、勝ちを意識してしまう」という意外なコメントがあったことも、かえって安心した。

(荒川選手が後輩たちに望むこととして“勝つことばかりにとらわれず、大好きなスケートを楽しんでほしい”と話していたが、勝つことへの執念が全くないのもアスリートとしてはやはり問題である。トリノでの荒川選手のフリーでは直接得点につながらないイナバウアーをあえて取り入れたことがとかく話題になったが、その裏で彼女は実に5つものレベル4を盛り込んだ演技をしている。これは彼女が“勝ち”も狙っていたからにほかならない)

さて、次は世界選手権。荒川選手の辞退は正直残念だけど、日本のフィギュア女子はなにも荒川・浅田だけではない。村主・中野・恩田の3選手に期待しましょう♪

ところで私の知る限りではもともと世界選手権の補欠要員は恩田ではなく安藤だったように思うのだが・・・?

☆追記☆
朝起きたら、世界ジュニア男子で小塚崇彦選手が優勝したというニュースが!おめでとう小塚選手!男子では本田武史選手がプロ転向を表明したばかりだが、高橋・織田を追う若手もちゃんと育っている様子で頼もしい限りである。

この記事へのコメント

2006年03月12日 11:13
そうですよね。評価が厳しすぎると思います。数あるジュニア選手の中で世界で2位ということですから、しかもあれほどの素人でもわかるミスを連発して。。
心無い人の言葉で若い選手が傷つかないように願います。これからも成長していってほしいですね♪
SOAR
2006年03月12日 21:22
加減の難しいところではあると思います。優勝するだけの力のある選手ですからね。
心配なのは“勝って当たり前”という周囲の評価が、15歳の少女の今後において大きな重圧となってしまうこと。
楽しむ気持ちも大切にしながら、より強くなってほしいものです。

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