PSE問題・・・“ビンテージ楽器”の基準は???

昨年9月、新居への引越しを機にシンセを処分しようかなぁ・・・ってなことを、『Rolandのシンセとお別れ?』で書いた。

けっきょく売ることも捨てることもできなかったそのシンセ『JUNO-6』は、現在新居2階の一室にで~んと設置してあるのだが、あと2週間もすると少なくとも売ることはできなくなりそうだ。対個人なら問題ないけど、たとえばリサイクルショップなどは買い取ってくれまい・・・。

今ニュースとなっているPSE問題である。

そもそもPSE問題は大きく二つに分かれる。
希少価値ある楽器(や音響機器や写真用機器等々)が世の中から消えてしまう恐れがあることと、中古家電を扱うリサイクルショップなど中古販売業者の商売そのものが成り立たなくなってしまう恐れがあることの二つであるが、まあここでは私にとって身近な存在である電子楽器について書いてみる。

電気用品安全法(PSE法)の適用を猶予されていた電子楽器。その猶予期間が今月で終わり、この4月からは定められた検査に合格し「PSEマーク」を付けなければ(中古であっても)販売ができなくなる。これに対し音楽家たちが“文化破壊である”として抗議活動を展開していることが連日報じられている。今夜のNHKニュースでは、経産省が希少価値があると認められる楽器について今月中に“ビンテージリスト”を作成し公表することと、リストは順次追加していくこととを伝えていた。

う~む。どれがビンテージでどれがビンテージでないか、誰がどのような基準で決めるのだろう?いずれにせよプロユースの高級機が対象となることは想像に難くない。件の私の記事に登場するRolandの『JUNO-6』と『D-10』は、ビンテージとはお世辞にもいえないだろうなあ。

しかし、当ブログのアクセス解析を見てみると、JUNO-6D-10というキーワードによる検索にてたどり着かれる方がけっこういるのだ。この方たちはおそらくは中古情報を求めているのだと思う。(中古情報と無関係なブログでゴメンナサイ)
つまりこうした古~いアマチュアレベルの機器であっても未だに根強い(とまではいかなくてもそれなりに)人気があるわけだ。にもかかわらずこの『JUNO-6』と『D-10』は(私の予想では)今のところ経産省の言うビンテージリスト、すなわちPSE法除外リストからは漏れてしまうだろう。

法の言わんとするところはよくわかる。市場に出回る電気製品は新品であれ中古であれ安全性に問題があってはならないし、それを各メーカーがPSEマークを付けることで保証するということ、これはまあ理にかなっている。
だが新しいルールというものは、ある瞬間から「せーのー」でスタートするのは難しい。それまで「良し」とされていたものを新ルールによって突然「ダメ」とすることは簡単ではないからだ。
もちろん経産省もPSE法について一定の猶予期間(数年)をおくことでこの4月からの円滑な施行を目論んでいたわけだが・・・。

さてと・・・。

問題はこの『JUNO-6』なんだよなあ。手放す気が本当にあるとして、売れないとなると捨てるしかないのだが、なんだか急に惜しくなってきたぞ。とはいえ現在私がDTMで使う楽器は音源については同じRolandの『SC-8820(これも古いな~)』だけだし、運指確認のために弾いてみるのは『D-10』かギターかベースだし。・・・う~ん、やっぱり出番のない『JUNO-6』(笑)

ま、それでももうしばらく持っていよっかな~♪

この記事へのコメント

2006年03月19日 21:35
タイムリミット間際になって(としか思えない)いきなり出てきたPSE問題。私にはほとんど縁がない話だと思っていましたがSOARさんいは関係大有りだったんですね。
中古家電がリサイクルできなくなるというのがすごく引っかかります。新品はともかく中古品はもう少し猶予期間を設けるとかできないんでしょうかね。資源を無駄にしゴミを増やすだけにしか思えないです。
SOAR
2006年03月19日 23:07
先日冷蔵庫を欲している同僚のお供(?)でリサイクルショップに行きました。
大小ずらり並んだ冷蔵庫たちが、また自分を使ってくれる人が現れるのをじっと待っている・・・そんな風にも見える光景。
しかしこの中に最近製造されたPSEマーク付きの冷蔵庫はどれだけあったろう。ほとんどがこのままでは商品として売れなくなってしまうんですよね。
法による規制は絶対必要ですが、しばらくの間は何かしらの猶予措置もまた必要ではないかと思います。

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