『アイス・プリンセス』・・・ディズニーのスポーツ映画はいいねぇ♪

先月の世界選手権で今季シーズンも終わったフィギュア・スケート。荒川静香浅田真央らが脚光を浴びたことによりフィギュアがにわかにブームとなった中、なにやら話題の映画があると知りさっそく借りてきた。ディズニーの『アイス・プリンセス』である。

【多少ネタバレあり】
「奨学金のためになにか個人的な研究をしなさい」と先生から言われた高校生のケイシー。「物理オタク」の冴えない彼女は、ある日テレビでフィギュア・スケートを観戦中、選手(コーエン?)のレイバック・スピンを見てひらめく。

“これって空力の公式に当てはまる!”

こうして研究テーマの決まった彼女だったが、研究の立証のため自身も氷上に立つことになり、やがて周囲も彼女のスケーターとしての才能に気付き始める・・・。


それにしてもディズニーのスポーツ映画は安心して観られる。爽やかだし後味もいい。
他作品で思い浮かぶのはなんといっても『クール・ランニング』。ジャマイカのボブスレーチームが奮闘するストーリーに笑い、そして涙した人も多いはず。
また同じくウインタースポーツが題材の『飛べないアヒル』シリーズも私は大好きである。こちらは子供のアイスホッケーチームのお話。

これらディズニースポーツものには共通点も多い。ひょんなことからその競技に参加することになったり、仲間たちとの衝突や和解があったり、一流選手だったコーチに暗い過去があったり。
そうそう、音楽も軽快なポップスなどが使われていてこれがぴったり。(『クール・ランニング』では全編を通して流れるレゲエが最高♪)
ジェームズ・ホーナーあたりの壮大なテーマ曲じゃダメなのだ(笑)

現実のフィギュア界では残念ながら今シーズン活躍を見られなかったミシェル・クワンがゲスト出演していたのはちょっと驚いた。また、実況アナが伊藤みどりの名を口にするシーンも。

そうそう、スケートのシーンでのある効果音がリアルで感心した。
シャープに研ぎ出されたエッジが氷を蹴る「シャリーン」っていう感じの音。スケート経験のある人なら誰でも知ってるあの音。テレビ中継ではなかなか拾えないあの音が見事に再現されていて、非常に印象的だった。

反面リアルさに欠ける場面もあった。ラストの見せ場でもあるFSの雰囲気が、各選手の演技内容も含めてなんだかエキシビションのようになってしまっている。おそらくこれは選手たちの個性を明確にしたり、また会場の様子を幻想的に表現したりという意図によるものなのだろう。
もちろんドキュメンタリーではないのだから私はこれでいいと思うが、突っ込みたいフィギュアファンも多いかもしれない。

とにかくディズニーのスポーツ映画ならではのさわやかな楽しさや、ほろりとさせられるあの世界は、この作品においてもちゃんと健在である。

アイス・プリンセス
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