『マンマ・ミーア!』・・・エーゲ海が育んだ母娘の絆

白状するとミュージカル映画が苦手だ(・・・いや、「だった」としておこうか)。にもかかわらず本作は最初に予告を目にしたときから、「絶対観よう」と決めていた。目当てはもちろん俳優たちが歌うABBAのナンバーである(^^♪

もっとも私の場合ABBAの全盛期にリアルタイムで親しんだわけではなく、彼らが活動を停止する頃になって聴き始めた世代であるが、それは言い換えれば彼らの楽曲が幅広い世代に支持された・・・いや今も支持され続けている何よりの証拠だと思う。

プロローグ的な場面の後、冒頭から流れ出す「ギミー!ギミー!ギミー!」のイントロに早くも胸が高鳴る。来た来た~!
その後もストーリーの要所要所にABBAのナンバーが散りばめられていく。圧巻は島の女たちが老いも若きも桟橋に勢ぞろいしての「ダンシング・クイーン」! センターのドナ(メリル・ストリープ)たちおばさんトリオ(失礼)がとにかくかっこいいが、桟橋にずらり並んだ女たち(子供もおばあちゃんも)がこれまたみんなかっこいいのだ。しかもちらりと映るピアノ弾きのおじさんは元ABBAのベニー・アンダーソン! このシーン、序盤ながらゾクゾクしてしまった。

母子家庭で育ったソフィ(アマンダ・セイフライド)が、結婚式に父親のエスコートでヴァージンロードを歩きたいという夢をかなえるために当時の母の恋人たち3人に招待状を送ったことから巻き起こる騒動を、ひたすら明るく、騒々しいくらい賑やかに描くストーリーはただただ楽しい。
楽しくて楽しくて・・・・そして・・・ホロリとさせられキュンとさせられてしまうのだから観ているほうはたまらない。式を前にしてのドナとソフィ、衝突しかけていた母と娘が親子の絆を再確認するシーンは、流れる「スリッピング・スルー・マイ・フィンガーズ」の切なく美しい旋律と歌詞のせいもあって泣けた~。(この曲、初めて聴いた)

結婚式の意外な展開はちょっとびっくりだが、とにかくハッピーエンド。中庭の敷石にある亀裂から噴き出す“アフロディテの泉”のシャワーは、最初のほうにちゃんと伏線が張ってあって納得のエンディング。できればこのシーンに流れる「マンマ・ミーア」(ママ・ミア)をもっと長いバージョンで聴きたかったなあ。

エンドロール前の「ザ・ダイナモス」ライブ(?)は、ソフィと男性陣も加わっての「なんちゃってABBA」状態!(笑)
最後の最後までほんとに楽しい作品だった。

というわけで苦手なはずのミュージカル映画に大満足した私。どうやら苦手意識は単なる食わず嫌いだったようである。

★『マンマ・ミーア!』公式サイトはこちらから♪

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