雑草ガーデニング

とある冊子の中で脳科学者の茂木健一郎氏が、「雑草ガーデニング」について書かれているのを興味深く拝読した。

買ってきた鉢植えの中にさまざまな雑草が芽生え育っていくのは予期しなかった楽しみであり、セレンディピティー(偶然の幸運)の気配に満ちているというのだ。「雑草ガーデニング」の確信犯を自称する茂木氏は、今では鉢植えを買ってくるのではなく、

ただ鉢を用意し、土を入れておく。
どんな雑草が生えてくるか。それを心待ちにする。

のだそうで、なるほどこれはもうセレンディピティーを超えた確信犯に違いない。

我が家にも現在放置したままの鉢がいくつかあり、すでに何を植えていたのかも忘れているような鉢もあるが、ある鉢に芽生えた雑草がこんなきれいな花を咲かせた。

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去年庭に一本だけ出現した「キキョウソウ」である。今年はこの鉢以外にも庭のあちこちで花を咲かせている。すうっと直立していない物もあり必ずしも見映えがいいわけではないが、抜いてしまうには惜しい魅力がこの花にはある。

それでもガーデナーにとって雑草はやはり雑草以外の何物でもないわけで、このキキョウソウはともかく、雑草は容赦なく抜き去ることが基本だと考える。ただし、氏の文中にあるこんな発想も、同時に持っていたいなとも思うのだ。

鉢植えの土をさまざまな命に開放するくらいはしてもよい。
それは、一つの罪滅ぼしだろう。

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