『アンストッパブル』・・・今年の1本目!こいつはおもしろいゾ

制御不能に陥った乗り物を主人公たちが必死で止めようとするノンストップアクションの典型でありながら、壊れかけた父娘や夫婦の再生ドラマをしつこくならないぎりぎりのさじ加減で盛り込んでいるので、マンネリ感が全く感じられなかった。わずか100分足らずにして迫力の映像と心地よい感動。今年の映画鑑賞1本目は後味の良い作品となった。いや~幸先いいねぃ!

・・・とその前に、遅ればせながら新年おめでとうございます。
年明け早々から仕事関連でバタバタしまして、この週末にようやく落ち着いたところです。といっても本作は出張先での鑑賞となりましたが、公開2日目に観ることができて一安心。


あらためまして、今年も“SOARのパストラーレ♪”をよろしくお願いします!


さて本作。後で考えてみるとありがちな設定のオンパレードである。
ベテランと新米の衝突あり、それぞれが抱える家庭の事情あり、デキる女あり、判断力に欠けるバカな上司あり、頭脳派の助っ人あり、警察の失態あり、ひょうひょうとした脇役の大活躍あり、社会見学中のちびっ子集団あり、無線交信だけで信頼関係を築いていく現場と指令室両者のラストの対面あり、ファーストミッションの失敗あり、ブレーキのトラブルあり、化学薬品の危険あり、行く手に人口密集地あり・・・。

ないのは爆弾魔とテロリストくらいかってくらいに(笑)よくもまあこんなに“ありがち”を並べ立てたものだが、前述したように機関士フランク(デンゼル・ワシントン)と年頃の娘たち、そして新米車掌ウィル(クリス・パイン)と関係がこじれている奥さんという主役二人の家庭の問題が結果的に(想定内ではあれ)感動を誘う展開はやっぱり私好み。
現場の緊迫感、それをサポートする心強い指令室、ヘリから中継される様子をテレビで見守る家族、それぞれのバランスも無難なのでなんというか安心して引き込まれていける感じ。さして頭も使わずただただ観ていればどんどん情報が入ってきてその都度手に汗握ったりホロリとなったり、これぞエンターテインメントのお手本であろう。
大作・傑作・名作とは違うかもしれないが、トニー・スコットとデンゼル・ワシントンの名コンビに今回もすっかりやられてしまった。(あ、『サブウェイ123激突』は、ありゃあダメだよ)

私が気に入ったシーンをひとつ。
暴走列車にこれを猛追する自らの機関車を連結させるには誘導が必要であるため、ウィルが運転室を出て車両後部(バック走行なので見かけ上は前部)に向かう。この際フランクが彼の着用する黄色いジャケットを脱げと言うのだが、ここジーンときたね。ベテランが新米を認めた瞬間であり、それまできくしゃくしていた二人が一体となる瞬間。
ジャケットがどう関係するのか、気になる方はぜひご自身の目でご確認を。

秋から年末にかけて納得いく作品がほとんどなかった私にとって、そのうっぷんを一気に晴らしてくれる満足の1本。いや~おもしろかった。中継ヘリの飛びっぷりも緊迫感を高めていてグッド。そうそう、このヘリのパイロットが無線交信終了を告げたところで終劇というのもなかなかセンスのいいエンディングだ。
(欲を言えばマイル表示の速度計が映ったときにもKm/h換算の字幕があってもいいかなと。セリフの時だけだとかえって混乱するって)

それにしても、だ。
作品の評価とは関係ないが、危機管理という観点でみるに鉄道関係者の初動のお粗末さは問題ありすぎだろ~。まずは最初のミスを犯したコンビ。やっちまったものはしょうがないんだからさあ、二人でごにょごにょやってないでまずは報告でしょうに。悪態ついてる時間は一秒たりともないんだよキミタチには。コニーにしても後半こそ的確な判断やフランクたちとの見事な連係プレーを見せるが、序盤は少々モタモタしてたような・・・。
ま、だからこそこういう映画が楽しめるんだけどね。実話ベースとはいえ、あくまでフィクション世界だけの話にしてほしいものである。

ところでデンゼルの娘たち、本場のフーターズでバイトしてるこの姉妹がそろって美人ちゃんだったな~♪(惚)

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