『Black & White/ブラック & ホワイト』 ・・・恋もアクションも派手にやってくれないと

けっしてツマラナイ作品ではないものの、結局最初から最後まで引き込まれることなく終わってしまった(汗)

凄腕のCIAエージェント二人がそのスキルを駆使してのガールフレンド争奪戦というストーリー。これをマックGが撮るのだから、さぞかし盛大なアクションとハイセンスなコメディの融合を楽しめるのだろうと期待していたんだけど、うーん・・・正直今ひとつ。
無人機プレデターや衛星の私的利用は確かにとんでもないレベルの職権乱用である。それはわかるし伝わった。でも、プレデターが追いかけてくるとか偵察衛星がものすごい精度で何かをピンポイントに突き止めちゃうとかってのは、映画のネタとしてはさんざ出尽くしていることなのだ。本作の意図からすればそれを私的に使ったがために起こる騒動のほうこそをより派手に見せてくれないとインパクトは弱くなってしまう。要するに地味なんだなあ。

結局彼らはスパイなのでドンパチ等よりも諜報戦が見どころになっているということか。
いや、だとしてもだ。もし仮にイーサン・ハントとジェームズ・ボンドがあろうことかブロンド美人の争奪戦を繰り広げることになったとしたら(スゴイ仮定だな)、本作よりはるかにスケールの大きいアクションシーンの連続となるのは想像に難くないわけで・・・。

リース・ウィザースプーンをめぐる三角関係も導入はそれなりに面白かったものの、二人がそこまで彼女に惹かれる魅力が私にはどうしても見出せず、話が進むにつれ誰が誰を選ぼうが誰がフラれようが何がどうなろうが、その結末などどうでもよくなってしまった(笑)

『スター・トレック』『アンストッパブル』が非常に良かったクリス・パインも今回はどうもパッとしない。やんちゃで向こう見ずな役どころはこうした過去作品に共通しなくもないのだが、なぜかしっくりこなかった。CIAのエージェントという職業がそもそも彼には似合わないようにも思えた。

総じて軽いノリで楽しめるアクション+ロマンスコメディなのは間違いない。ただし、“CIAエージェントの職権乱用”度合に期待し過ぎると後悔しそう。
いっそ何かのきっかけでCIAのスキルを身に付けた平凡な警官や警備員が巻き起こす騒動として描いたほうが、かえって面白くなったかもしれない。



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