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zoom RSS 『トゥモロー・ワールド』・・・見応えアリ!

<<   作成日時 : 2006/12/02 19:56   >>

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子供が誕生しない未来       このままでは、地球を受け継ぐ者は、誰もいなくなる。
このコピーに惹かれ、楽しみにしていた『トゥモロー・ワールド』をようやく観た。

【多少ネタバレあり】
最先端の科学・医療テクノロジーを軸に語られる壮大なSFアクション・サスペンスを想像していたので、宗教的あるいは哲学的な空気感ただよう作風に正直意表を突かれた形となったが、むしろそれがとてもよかった。いい意味で期待を裏切られた感じ。

人類が生殖能力を失って18年が経った2027年。紛争により壊滅した世界各国からの移民が流れ込んでいるイギリスが舞台である。ファシズム体制の下、徹底した移民への弾圧を行う政府に対し「フィッシュ」という地下組織がテロ行為を繰り返しているすさんだ世界。
主人公であるエネルギー省役人のセオは、ある日そのフィッシュに拉致される。彼らが保護しているキーという少女を、「ヒューマンプロジェクト」なる組織に引き渡すための手配を強要されたセオは、その少女が妊娠していることを知る・・・。

あらすじはこのくらいにしておくが、後半の移民居住区での、蜂起した地下組織対鎮圧部隊の内戦シーンには圧倒された。『ブラックホーク・ダウン』や『戦場のピアニスト』並みの大迫力に恐怖さえ感じてしまった。
印象に残ったのはその騒乱の中にいた全ての人々に突如静寂が訪れるシーン。キーが産んだ赤ん坊の泣き声に、地下組織のメンバーも鎮圧部隊も射撃を中断するのだ。18年間世界中の誰一人聞くことのなかった泣き声が崇高な響きとなってその場にいる人々の心を打つ・・・。
静寂は一発のロケット弾によって突如破られ戦闘は再開してしまうのだが、この前後の激しい戦闘シーンにはさまれた静寂の時間がとにかく印象的だった。

また、常にセオとキーを守り続けるのが女性であるところもなかなかうまい。二人の逃避行をサポートし力尽きていく三人の女性たち。人類の希望である18年ぶりの「命」をそれぞれの立場で守ろうとする姿勢、これこそ母性本能が成せる業だったのだろう。

なぜ生殖能力を失ったかといったことにはほとんど触れられていないが、一人の少女が妊娠・出産に至ったわけだから、性的な欲求というかセックスの概念というか、人類はそういったものまで失ったわけではなかったようだ。
(いや、昔読んだSFマンガにそんな話があったのでネ・・・)

さて。この世界のその後はどうなるのか。やはり人類は地球から消え去ってしまうのか。
その答えはエンドロールのバックに聞こえてくるたくさんの子供たちの、朗らかで楽しげな笑い声にあるんじゃないかな。

☆『トゥモロー・ワールド』公式サイト
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「トゥモロー・ワールド」
観てきました。 原因不明のまま18年間子供が生まれなくなってしまった2027年の世界を描いた「トゥモロー・ワールド」。 (SOARさんのブログSOARのパストラーレにもこの映画の記事があります) ...続きを見る
いつかどこかで
2006/12/06 20:26

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
観てきましたよ〜。作風が確かにただのSFとは違ってましたね。私はドキュメンタリーっぽくてすごく現実味を帯びていると感じました。ありえない話ではないと思わせる力強さを持った物語でした。良かったです。(*^_^*)

spica
2006/12/06 20:38
spicaさん、こんばんは♪
そうですね。特に戦闘シーンなどは長回しを多用していたし、レンズの汚れをそのままにしてたシーンもありました。そのあたりがドキュメンタリーっぽかったかな。
それにしても最近観る映画似てません?(笑)
SOAR
2006/12/06 23:36

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