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zoom RSS 『ホワイトアウト』・・・真っ白で何がなんだか

<<   作成日時 : 2009/11/01 21:10   >>

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この週末は鑑賞予定がなかったのだが今日は映画の日。1000円なんだから何か観に行こうということで『ホワイトアウト』を鑑賞。こういう貧乏くさい発想で“安物買いのなんとやら”状態に陥ることの多い私にしては、今日のこの選択は少なくともハズレではなかったようで(笑)

以前にもどこかで書いたように主演のケイト・ベッキンセールは私の基準(or好み)ではシャーリーズ・セロンと並ぶハイレベルの美人さんであり、本作でもその端正な顔立ちから生まれる豊かな表情には相変わらずの魅力があった。(彼女の出演傾向が私の趣味となかなか合致しないため、劇場で見る機会があまりないのが常々残念)

えーと。ようするに「1000円でケイト・ベッキンセールを見てこよう♪」といういささか不純な動機での鑑賞である。加えて近隣の劇場での上映がないため予告編すらきちんと見たこともなく、南極基地での謎の事件に得体の知れぬクリーチャーが絡んでくるようなSFサスペンスホラーを勝手にイメージしていたので少々面食らったのも事実。
だが、終わってみればクライムサスペンスとしての出来は悪くなく、それなりの見応えに満足した。

冒頭は50年前に“何か”を積んだ旧ソ連のアントノフAn12輸送機が南極に墜落するシーン。そして現在の南極で地質学者の変死体が発見される。この二つの出来事のつながりが連続殺人の恐怖の中で徐々に解き明かされていく・・・のだが、まあストーリー的にはベタといえばベタである。前半までに連邦保安官(FBIではない)のキャリー(ケイト・ベッキンセール)と絡む人物たちをとりあえずみんな怪しげに描いていくやり方も定番だ。
しかしこういう作品の場合、誰が味方で誰が真犯人かをいかにもな調子で見せておいて実はそれがミスリードだったりといったある種の駆け引き的なおもしろさも絶対あるので、この定番はやっぱり不可欠だろうしやっぱりおもしろいんだな。まあその中でもコイツとコイツが怪しいな〜と思っていたら案の定ムニャムニャ・・・(以下ネタバレ配慮)

この作品を面白くしているのが事件の起こっている場所でありその環境である。南極。この無国籍の広大な地は、同時に雪と氷に閉ざされ孤立した閉鎖空間、特殊な“密室”でもあるのだ。
パイロットや医師など基地の観測・研究活動を裏で支える人間たちが事件に関わり巻き込まれていき、片やアメリカの連邦保安官と国連の調査員が捜査の指揮権をめぐって対立する。舞台が国家の概念のない南極であるためのこうした展開は、正直見慣れてしまったロスやNYが舞台のクライムサスペンスでの常識が通用しない特有の面白さがあったと思う。

タイトルの「ホワイトアウト」とは、吹雪と暴風で視界が白一色となり方向感覚が失われる危険な現象のことを指す。
このホワイトアウト現象の中でキャリーともう一人の人物が真犯人に襲われもみ合うシーンは極限状態での緊迫感あふれるアクションではあったが、3者ともに防寒装備にゴーグルまで着けているので真っ白な中で誰が誰だか。そこがまたスリルがあってよかったんだけど。(てかそれが監督の狙いか)

同じ自然現象ながらホワイトアウトとは対照的なある光景を見つめるキャリーのラストシーンが印象に残る。数ヶ月前に真っ白な恐怖に包まれた彼女が、新たな決意を胸に今度は自然が創り出す神秘的なそれに包まれる。
ラストに至るまでの作品の色彩がイメージとしてはほとんど「白」だっただけに、このラストの幻想風景がどこまでも美しく感じた。

ところで、国連から派遣されてきたプライス役のガブリエル・マクト。私の大好きな作品での見覚えが確かにあるのにその出演作をどうしても思い出せないまま帰宅。でやっと判明。あーそうか。『エネミー・ライン』でオーウェン・ウィルソンと海軍のF/A-18Fスーパーホーネットに搭乗していた前席パイロットが彼だった〜。

 ☆『ホワイトアウト』公式サイト
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タイトル (本文) ブログ名/日時
ホワイトアウト/ケイト・ベッキンセイル
南極を舞台にしたホラー映画かなと思っていたんですけど予告編にはモンスターらしきものは見当たりませんでした。いくら主演が「アンダーワールド」シリーズのケイト・ベッキンセールだからってね(笑)。でも、するとこれはいったい何なんでしょう?猛吹雪の中での飛行機の姿.... ...続きを見る
カノンな日々
2009/11/01 21:34
[映画『ホワイトアウト』を観た]
☆原作が「グラフィック・ノベル」と聞き、本来はそういう意味でないのは分かっているのだけど、「グラフィック・ノベル」と言う分野を有名にした『ウォッチマン』のようなタイプの物語を想像していた。 ...続きを見る
『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッド...
2009/11/01 22:38
ホワイトアウト
同名のグラフィック・ノベルをケイト・ベッキンセイル主演で映画化。 過酷な南極の地で起きた殺人事件に立ち向かう女性捜査官の奮闘ぶりを描く。南極にあるアメリカの観測基地“アムンゼン・スコット基地”。 キャリー・ステッコはこの基地で勤務するただ一人の連邦捜査官.. ...続きを見る
だらだら無気力ブログ
2009/11/01 23:48
映画「ホワイトアウト」@ニッショーホール
 客入りは7〜8割くらい、ムービープラスさん主催の試写会だ。   映画の話 アメリカ連邦捜査官のキャリー・シュテッコ(ケイト・ベッキンセイル)が南極での2年間の任務を終えるまで残り3日。アイスピッケルで襲われた他殺死体が発見される。南極大陸初の殺人事件捜... ...続きを見る
masalaの辛口映画館
2009/11/02 00:06
ホワイトアウト
グレッグ・ルッカの同名グラフィック・ノベルを映画化。主演は「アンダーワールド」シリーズで美しいヴァンパイアを演じたケイト・ベッキンセイル。共演に『ザ・スピリット』のガブリエル・マクト、『キャデラック・レコード 〜音楽でアメリカを変えた人々の物語〜』のコロンバス・ショートが出演。監督はドミニク・セナ。南極を舞台にしたサスペンススリラーだ。 ...続きを見る
LOVE Cinemas 調布
2009/11/04 22:00
映画「ホワイトアウト」
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映画専用トラックバックセンター
2009/11/04 22:05
ホワイトアウト
(原題:WHITEOUT) 【2009年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★☆☆) ...続きを見る
ともやの映画大好きっ!
2009/11/05 16:26
ホワイトアウト 2009-49
目当ては、ケイト・ベッキンセイルです!他は全く期待してませんヽ(^o^)丿 ...続きを見る
悠久の華美
2009/11/08 10:34
ホワイトアウト
細身の美人が、監督のお好みなのかなあ。 ...続きを見る
迷宮映画館
2009/11/12 20:39
ホワイトアウト
Whiteout (2009年) 監督:ドミニク・セナ 出演:ケイト・ベッキンセール、ガブリエル・マクト、トム・スケリット グレッグ・ルッカ&スティーヴ・リーバーによるグラフィック・ノベルの映画化で、南極で殺人と思われる遺体が発見され、駐在していた女性連邦捜査官が真相を探るサスペンス・アクション。 ストーリーだけ見ると、至って普通のよくあるサスペンスに過ぎず、黒幕が誰なのかも、キャスティングで予想できてしまうのだが、そのマイナス部分を補って余りあるのが、舞台を南極にした点である。 外に出るだけ... ...続きを見る
Movies 1-800
2009/11/15 00:32
『ホワイトアウト』
木曜に新宿ミラノ2で『ホワイトアウト』を観てきました。新宿ミラノでの上映は木曜が最後っぽかったんで急いで観てきた感じ。 今週末からは『イングロリアス・バスターズ』と『2012』の上映開始で、上映プログラムが一気に変わってしまうみたいだったし。 ...続きを見る
cinema!cinema! ミーハー映...
2009/11/21 01:22
「ホワイトアウト」観てきました♪
☆「ホワイトアウト」 (原題:WHITEOUT) 監督:ドミニク・セナ 出演:ケイト・ベッキンセイル、ガブリエル・マクト、コロンバス・ショート、トム・スケリット、アレックス・オロックリン ...続きを見る
りんたろうの☆きときと日記☆
2009/11/25 18:48
ホワイトアウト(2009)
【WHITEOUT】 2009/10/31公開 アメリカ PG12 101分監督:ドミニク・セナ出演:ケイト・ベッキンセイル、ガブリエル・マクト、コロンバス・ショート、トム・スケリット、アレックス・オロックリンStory:アメリカの南極観測所&ldquo;アムンゼン・スコット基地&rdquo;。キ.... ...続きを見る
映画鑑賞★日記・・・
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ホワイトアウト (Whiteout)
監督 ドミニク・セナ 主演 ケイト・ベッキンセイル 2009年 アメリカ映画 101分 サスペンス 採点★★ 仕事の関係で、山形に住んでいた頃の話。ホームセンターに普通に除雪機が売ってるのに驚きはしたものの、「宮城も山形も同じ東北。そんなビックリするくらいは雪降らんだろ.. ...続きを見る
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは、SOARさん!
TB&コメントありがとうございます。
お返事おくれちゃってごめんなさい…です。

ともやも作品を観るまでは超常現象が絡んだSFサスペンスだと思っていたので、割と普通のミステリーな展開に逆にびっくりしました(笑)。

途中出てきたガブリエル・マクトも「ママが残したラブソング」や「ザ・スピリッツ」の印象が強いんで悪い人には見えず、ミステリーとしてのミスリードにまったく引っかかりませんでした(笑)。
それに登場人物少ないから、絶対あの人が怪しいって思っちゃうよね〜。

でもベッキンセールは相変わらず可愛いし、南極の自然は怖いな〜って描写だけで、結構楽しめちゃいました♪
ともや
URL
2009/11/08 12:27
ともやさん、こんばんは♪
こちらこそTBそしてコメントとありがとうございました。

超常SFサスペンス・・・事前情報からそんな印象を持った方が多いようですね。となるとこれこそがミスリードに引っ掛かったということかもしれません(悔!)

それでもおっしゃるように南極が舞台だった点がよかったのか、私も案外楽しめました。才媛キャラの似合うケイト・ベッキンセールもハマリ役でしたし♪
SOAR
2009/11/08 19:23
防寒具の色を、一応分けてはいましたが、だれがなにやら、わかりませんでしたね。
やっぱ、監督の狙いだったのかな。
私も、予告もさっぱり見ずに、ほとんど先入観0状態だったので、結構面白く見えました。
でも、さっすがSOARさん、飛行機の名前が出ちゃう!!
sakurai
URL
2009/11/12 20:43
sakuraiさん、こんばんは♪
めっちゃ面白かったというほどではないんですが、意外に楽しんじゃいました。主演がケイトであることを除けば思いっきりのB級テイストでしょ?それがよかったのかな。

古い世代の特に輸送機はあまり見分けがつかない私ですが(汗)、今回は劇中にセリフもありましたのでAn12で合ってるはずです。
SOAR
2009/11/15 18:14

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