あの日の姉弟は今どうしているだろう・・・

新居の完成も間近。予定通りに進めば来月には引越しとなる。思えば今のアパートはあらゆる面で快適だったため、10年以上も住み続けてきた。逆にその前に住んでいた所は諸事情によりわりと短期で引き払ったのだが、ふと、当時その地で出会った幼い姉弟のことを思い出した。

当時の私は出かける予定のない休日というと、時間と太陽さえあればアパートの庭先でバイクいじりに没頭しているようなヤツだった。こういう状況下にあると、好奇心旺盛な近所の子供たちの格好の的になるものである。「何やってるのー?」とか「ねえねえ、それなあに?」とかってね。そしてここで相手をしてしまったが最後、この小さな訪問者たちの頻繁な来襲(笑)を覚悟しなければならないのだ。
その姉弟との出会いもそうだった。最初は一年生の弟が、二度目には彼に連れられて四年生の姉が、三度目以降は二人一緒の時もあり、個々に遊びに来る時もあり・・・。
まあ私自身子供の相手は嫌いではないし、やがてご両親とあいさつを交わすようにもなれたので、けっして迷惑な来襲ではなかった。
そんなこんなでずいぶん年下の友人ができた私だったが、今のアパートへの転居が決まりふたりともお別れすることに・・・。

そして引越し当日。ふたりはやってきた。かわいらしい餞別を持って!
なにやらキャラ不明な(笑)小さなぬいぐるみがひとつと、ビニール袋いっぱいの駄菓子♪
おそらくはふたりのお小遣いの範囲での精一杯のプレゼントなのだろう。でもこの餞別の品のなんとうれしかったことか!
引っ越すことを伝えてあったご両親が何かを買って持たせたのではなく、子供たち自身に用意させたことにも好感が持てた。私とお付き合いがあったのはあくまで子供たちなのだから。

いつもはクレヨンしんちゃんの真似ばかりしている元気な弟が、お姉ちゃんの手を握ったままやけに無口だったっけ。ふたりを見送ろうと外に出ると、全力疾走で駆けていく弟と、それを追う姉の姿があったっけ。

あの日、「ありがとうね。元気でね」と、思わず頭をぽんぽんと撫でた私の小さな友人たちも、今では立派に成人していることになる。
あの街で元気にしているだろうか。それとも新たな地で夢に向かって輝いているのだろうか。
そして・・・・。
私のことを記憶の片隅にでも残してくれているだろうか。

この記事へのコメント

亀子
2005年08月04日 08:33
なんだかいいお話だね~(なんだかってこともないやね。。)
たぶん、その子たちは決して忘れてないと
思いますよ~。変な(?)おにいさんのこと。
わたしも子供の頃に出会ったいろんな変わった大人のことを憶えてますもん。。。
その子がバイク大好きになってたら・・・
ちょっとうれしいですね♪
SOAR
2005年08月05日 22:17
亀子さんこんばんは。
あの子たちの記憶の中の私は「変なおにいさん」なんですか~!?(ToT)
まあそれはともかく、どんな若者になっているのか見てみたくもあり、見ないままでいたくもあり・・・。
元気でいてくれたらうれしいです。
エンジェル
2005年11月13日 01:36
いつか 会えるといいですね。
いいお話をありがとうございます。
きもちがほっこりしました。

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