資源ごみ回収日の朝に

資源ごみの回収日。朝、たまったプラスチックごみを半透明の袋に入れ収集場所へ向かった。

と、そこでなにやら集まった袋を覗き込んだりひっくり返したりしている年配の女性がいる。近づく私に気付いたその女性、私の手にする袋をじろりと眺めると、

「今日は一般ゴミは出せないんですよ!」

えええ? なに言ってんだこの人???

よくわからんがとにかく私はあらぬ疑いをかけられたということらしいので、袋を透かして見せながら中味を二つ三つ説明することに。

「これお菓子の袋でしょ?こっちはカップめんの容器でしょ?でこれが・・・」

するとその女性、めんどくさそうに

「あそ、はいはい、わかりました~」

と言うなり私からその袋を奪うように取りあげ、ゴミの山の中に無造作に放り込んだ。
なんだかカチンときたので

「全部プラですよ!ちゃんと洗ってありますよ~!」

とわざとらしく声をかけたがもう知らんぷりである。
ヘタにかかわるとそれこそ面倒になりそうなオーラが出てたし(笑)会社もあるので、“まあいいや”と引き上げた。

おそらく最近ルール違反のゴミ出しが何度かあったのだろう。そういう人間にひとつ注意をしてやろうと彼女は思いたったのだろう。地域社会においてのそうした思いと、彼女が実際に今朝起こした行動は素晴らしいことだ。

ただ、彼女の中ではその人間のイメージが勝手に出来上がっていたようだ。独身の若者というイメージが。ルールを守れない人間はこういうタイプだという先入観。勝手な思い込み。

私が去った後も彼女はそこで監視を続けたのだろうか。
ルール違反者を摘発することができたのだろうか。
家に帰って息子の嫁にでもそれを自慢したのだろうか。
ご近所の集まりでそのことを得意げに話したのだろうか。

でも。残念ながらあなたにそれを自慢する資格はない。例え一瞬であれ私を疑ったあなたは、それが間違いだったことが判明した時点でしなければならないことがあったのにそれを怠った。人間として最低限のマナーであるそれを怠った。

あなたは私に謝らなかった。

面識はないので、おそらく私の自治会と資源ごみの時だけ回収場所を共有するマンションの住人なのだろう。そんなあなたはもう今朝の無礼などきれいさっぱり忘れているかもしれない。でも私の胸にはまだ、小さいながらもなかなか消えない“不愉快”がもやもやと居座り続けている。

他人のルール違反を指摘しようとカッコよく立ち上がった者が最低限のマナーも守れないんじゃあカッコ悪いやねって、まあそういう話。

この記事へのコメント

2008年10月03日 21:41
うわ、ムカつきますね。いいことしている気になっているあたりが、余計にムカ!
以前は、社宅住まいでしたので、恥ずかしいようなゴミの出し方をする人はいませんでした。
今のゴミ置き場は、結構荒れています(苦笑)スーツケースがずっと置きっ放しになっているなぁ~。
SOAR
2008年10月03日 22:15
ちゅうさん、こんばんは♪
可燃ごみの日にいつも立ち、集まったゴミ袋を積み直したりしてくれる初老の男性もいます。私のような独り者にも気さくに話しかけて下さる方で、心底頭の下がる思いです。
こういう行為におけるまさに紙一重の差を見た気がします。
リコリン
2008年10月04日 09:50
お久しぶりです。
我が家のPCは未だ無線LAN故障中で(というより私が接続できないだけ)休日出勤の職場からです。

朝からいやな思いをされましたね。
たしかにおばさんのやっていることは「いいこと」なのかもしれませんが、本当の意味でいいことなのではないような気がします。

自分の非を認められない、謝る事の出来ない人間って、悲しいですよね。

SOAR
2008年10月04日 23:45
リコリンさん、こんばんは♪
要は言い方ひとつなんですよ。この方も例えば「失礼ですけど袋の中はプラごみですか?」って言ってくれたら、私も不愉快な思いはしなかったでしょう。
決め付けやその後のあんな態度さえなければ、特に謝罪を求めたくなることもないんですよね。

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