『エクスペンダブルズ』・・・消耗品などと言わず今後も戦うのだ

小国の悪将軍、率いる部隊は迷彩戦闘服に赤ベレー、手にするアサルトライフルはもちろんAK、バックにはインテリ背広男とスキンヘッドの用心棒、コカの畑にコカイン密造、対するはマッチョで凄腕の我らが傭兵部隊、でも仲間内には問題児、バイクにタトゥー、謎の依頼人と真の目的、実は○○なヒロイン、ガンアクションにカーアクションに航空アクション・・・。

いやはや、これを王道と言わずして何が王道なのかってくらいにオーソドックスな内容である。ただし本作はこれでいいのだ。てか、こうでなきゃイケナイのである!

スタローンの声掛けに集まった微妙にB級が似合う面々の実に豪華なこと!! かつての(もちろん今も)アクションスター夢の共演にして競演。
さらにはカメオ出演ながらシュワにブルース・ウィリスが登場(お二人ノーギャラってホント?)。教会でのワンシーンではスタローン、シュワ、ブルースが一緒にいるという、これ後にも先にもありえないでしょ~的なスリーショットに興奮&涙。ここでの会話は短いシーンながら面白いネタがあれこれ詰まっているのもイイ♪

オープニングはソマリアのアデン湾。ここで海賊に制圧されたタンカーに潜入した彼らが赤いレーザーサイト光で照準を一瞬で決めるシーンに私シビレまくり。最近では『プレデターズ』等レーザーサイトを使った演出をよく見かけるようになったが、本作のこのシーンはむちゃくちゃカッコよかった~。

で、この任務終了後、船上でドルフ・ラングレンとジェット・リーの間にちょっとしたいざこざがあるのだが、この確執もあって中盤では大男対チビ(笑)の壮絶な格闘が繰り広げられる。巧いのはエンディングで、冒頭で始まった両者の衝突が最後にきちんと収まるのがなんともいい感じ。
ミッキー・ロークの役どころもよかったなあ。スタローンとコンビを組むジェイソン・ステイサムも渋い。彼だけは日常の恋愛模様に心を揺らすナイーヴな一面も描かれる。一連の作戦とは全く無関係のこのエピソードが心に沁みた。

そもそも鑑賞前にあったイヤ~な予感・・・すなわちスタローンのオレ様映画になってなかったことはやはり評価したい。せっかくこのキャスト集めといてそれじゃああんまりだからねぇ。

彼らが作戦に使う飛行艇UF-2アルバトロス。手入れが行き届いているようだったがさすがにもう古い。海外から注目されている新明和の最新鋭飛行艇US-2への更新は如何だろう。今はまだ武器輸出三原則に引っ掛かるが、元々消防用としての民間転用も考慮されている機体である。政府の法解釈次第でなんとかなるかも?(あーでもレシプロじゃないから、AVガスをダンプして火を付けるというあの技は使えなくなっちゃうか・・・)


考えてみると最近のアクションの主役像は、頭の切れる線の細い二枚目が美女と共に華麗なガンさばきを見せるようなタイプが多い。いや、それはそれでもちろんOKだ。
でも一昔(二昔?)前には筋肉バカが大口径の機銃をぶっ放すような、で最後は結局殴り合いになっちゃうようなB級アクションがたくさんあったのだ。その手の作品は今見てもやっぱりおもしろい。
本作の俳優たちはまさにそういう時代をリードしていた顔ぶれである。できればここにヴァンダムやセガールあたりが入っていればパーフェクトなんだけど・・・。

さてさて。本作は既に続編が決定しているとのことで、来年早々にはクランクインだそうだ。続編ではマッチョな男たちの迫力にプラスして女戦士の参加も個人的には期待したい。とは言えあまり若い娘はこの作品には似合わないし、より過酷なアクション重視なら上も限られるだろう。となると真っ先に浮かぶのはやっぱりアンジー! あとは・・・ミシェル・ロドリゲスも絶対イケてる。おっと、忘れちゃいけないミラ姐さんも♪

スタローン監督、ヴァンダムとセガールの件も含め、ぜひとも御一考くださいませ~。

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