『コンテイジョン』・・・接触感染の恐怖

ウィルス感染のパンデミック映画に何を期待するかで評価や感想が二分しそうな作品であった。 発症から感染拡大に至る経緯を軸として描きながら、患者、役人、警察や軍、科学者、医療関係者といった人々それぞれのドラマを絡め、その背景に製薬会社の陰謀やら軍事機密やらを設定したうえで、ホラーやサスペンスに振るか、あるいはSFやアクション系の味付け…
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『ステキな金縛り』・・・せっかくの三谷ワールドが

前半はとにかく笑った。クスクス笑いではなく声を出してこんなに笑った映画は久しぶりだ。コメディとしての三谷ワールドはやはりおもしろい。 三谷幸喜の手にかかると俳優さんたちのイメージがガラリと変化する楽しさもある。本作での深津絵里の可愛らしいこと。『悪人』で殺人犯との逃避行を繰り広げた彼女と同一人物とは思えないほどである。もちろん役者…
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『ミッション:8ミニッツ』・・・そして彼女の指がEnterキーを叩く

時空超えSF大好きな私にとって久々に登場のこのジャンル。主人公がある時間を繰り返すうちに状況が変化していくというアイデアは過去にも秀作があるが、本作はそれをさらに一捻り二捻りさせたうえでの二段オチという凝りに凝った作品である。 少々ややこしいし最後まで疑問の残る部分もあれこれとあるにはあるが、それでもとにかく面白かった。 -…
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『カウボーイ&エイリアン』・・・物足りない印象なれど

エイリアン・ラッシュにしてスピルバーグ・ラッシュ。 ここ最近のそんな流れに乗っかる作品がまたひとつ。とはいえ西部開拓時代にエイリアンが現れたら・・・という発想は斬新だしきっと面白いに違いない。製作陣にはビッグネームが名を連ね、しかもダニエル・クレイグにハリソン・フォードだ。予告に登場する飛行メカにも興味津々で・・・。 洋画邦画ともに…
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『一命』・・・武士の誇りと男の尊厳

武士の誇りとは何か。命とは何か。 家族を愛する若き武士の切腹をめぐって繰り広げられる壮絶な人間ドラマに、我を忘れてのめり込んだ2時間だった。 武士にとって切腹とは潔いけじめの付け方であり、名誉ある最期にして誇り高き死に様である。当時においては神聖な行為だったはず。少なくとも今を生きる我々はそう認識している。 となればそれを…
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『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』・・・新解釈の前日譚

公開を待ち望んでいた本作。期待以上の面白さにぐいぐい引き込まれた。何が面白いって旧シリーズとの新解釈なりの絶妙なリンクだ。 というわけで旧シリーズのおさらいも交えつつ・・・。 1作目『猿の惑星』の前日譚という位置付けの本作であるが、考えてみればあの自由の女神に象徴される人類滅亡とそこに至るまでに起こった人間と猿の立場逆転の経…
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『はやぶさ/HAYABUSA』・・・“みんな、ただいま”

MUSES-C はやぶさプロジェクトがこうまで脚光を浴びたのは、満身創痍で長い旅路の果てに流れ星となって帰ってきたあの劇的な映像によるところももちろん大きいだろう。帰還成功イコール燃え尽きることというサンプルリターン探査機の宿命は多くの人の心に響いたはずだ。 しかしあの“奇跡の帰還”の何年も前から、本作の原案とも言える「はやぶさ君の冒…
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『世界侵略:ロサンゼルス決戦』・・・“退却NO!”これぞマリン・コ魂

流星群と思われた落下物から“何か”が現れ突如人々を襲い始める中、民間人救出に向かった海兵隊一個小隊。特別な装備を持っているわけでもないこの部隊が、エイリアンに遭遇し民間人を守りながらの戦闘に巻き込まれていく様子を描く本作。 戦闘時にブレまくる映像は実際の戦場におけるドキュメンタリーのようでもあり、最近流行のエイリアンVS人類映画にあっ…
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『サンクタム』・・・ジェームズ・キャメロンは何をしたかったのか?

サンクタムとは聖なる場所、聖域のことである。 ジャングルの奥地でぽっかりと口をあける世界最大級の洞窟、その深部にある水路が海へつながっていることを証明しようとする探検家チームに自然の驚異が襲い掛かるというリアル系サバイバル作品。嵐により地上班との連絡が途絶え、洞窟入り口へのルートは流れ込む水により遮られてしまった彼らは、生還のため…
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中秋の名月・・・秋の気配その1

今夜は十五夜。6年ぶりに満月となった中秋の名月をベランダから撮った。 レンズはEF400mmF5.6LUSM+EXTENDER EF1.4×II。早い話去年の十五夜とおんなじ。300mmクラスの他のLレンズも考えたけど、けっきょく手持ちのレンズで一番高倍率となるこの組み合わせに落ち着いた。芸がないか?(笑) …
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『日輪の遺産』・・・軍は負けても国は負けない

8月になると各局がこぞって放映する太平洋戦争を題材としたテレビドラマが実は好きではない。大きなテーマは戦争の愚かさを訴えるものでありもちろんそれに異論はないが、開戦に踏み切った軍部を単純かつ一方的に悪者に仕立てた挙句、民間人や末端兵士の悲劇をこれでもかと見せ付けたり、あるいは上官に反発する平和主義の若き兵士をヒーローのごとく奉るような演…
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平成23年度富士総合火力演習・・・「士魂」が来たっ!

小雨降る本日27日、今年も陸上自衛隊の富士総合火力演習に行って来た。一般公開は明日28日だが、それに先立って行われる教育演習の一般入場者用チケットを関係者の方から頂けたのだ。 今回のチケットは前面シート席の券だったのでいつものスタンド席へは入れない。ならば狙うは最前列ということで仲間とともに午前5時過ぎに現地入り。なんとかゲットし…
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『うさぎドロップ』・・・原作前半のダイジェスト的な印象

映画化の話を聞くまで全く知らなかった原作コミックの存在。最近になって映画館配布の小冊子にて試し読みしたその第1話にたちまち惹かれてしまい、気付けば全9巻まとめて大人買いというにわか「うさドロ」ファンの私。 やはり5巻以降で描かれる10年後のストーリー(予備知識ナシで5巻の表紙を見たときはタマゲタ)があってこその「うさドロ」だと思うのだ…
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『カーズ2』・・・あくまでメーターの物語として

これまでまったく興味のなかった1作目をふとしたきっかけでDVD鑑賞し、その名作ぶりに5年にわたった自分の食わず嫌いを心の底から後悔したのが先月のこと。 ピストンカップ優勝を目指すワガママレーサーのマックィーンが、再レース会場へ向かう途中に立ち寄ったラジエーター・スプリングスで出会う街の車たちとの交流を通して友情や恋や相手を敬う心を学ん…
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『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』・・・使いっ走りたちのプライド

待望のシリーズ第三弾! いや~今回もすっかり楽しませていただいた。長尺が全く苦にならない怒涛のロボアクション! 特に終盤のシカゴ決戦は圧巻だ。オートボットとディセプティコンのファイナルバトルに人類も果敢に加わっての死闘に息をつく間もなかった。 ド派手な爆破、ド派手な破壊。マイケル・ベイよ、こういうの撮らせたらやっぱりアンタすごいよ…
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『コクリコ坂から』・・・少女よ君は旗をあげる

東京オリンピックを目前に控えた日本。舞台は横浜。純真な少女と少年の恋模様は途中ドキリとするような展開も交えつつ、それでも最後は実に清々しい希望あるエンディングへとつながってゆく。 ジブリならではのファンタジー色はほとんどないが、登場人物すべてが優しくて温かくて爽やかで、後味が絶品のアニメーションだった。 校内の部室棟取り壊しを巡…
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『アイ・アム・ナンバー4』・・・まずはプロローグ(続編強く希望!)

スーパー8にナンバー4と、エイリアン映画は数字がポイントの今日この頃(笑) で本作。特殊能力者たちが彼らを抹殺しようとする敵に立ち向かうストーリーと知った時点でまず思い浮かんだのが一昨年の『PUSH』。見所がなかったわけでもないけど、はっきり言って駄作だったあの『PUSH』みたいだったらイヤだなあと思いながらも、009世代(再放送…
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『SUPER8/スーパーエイト』・・・夏こそジュブナイル・アドベンチャー

エリア51絡みの異星人コンタクト物であるが、SF要素に過度な期待をすると肩透かしを食うこと必至。本作はむしろ、軍がひた隠しにする“何か”を8ミリフィルム“スーパーエイト”に記録してしまった子供たちが経験する、友情や初恋や家族の物語であろう。 全編通して往年のスピルバーグ作品を思わせるシーンがてんこ盛り。いちいち論うまでもなく、ある…
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『スカイライン -征服-』・・・宇宙人襲来と密室劇の組み合わせ

大都会に何の前触れもなく宇宙人が現れ攻撃を開始するという王道のエイリアン襲来パニック作品である。しかも低予算。となると内容云々の前にまず思い浮かぶのが『第9地区』。昨年のマイベスト第2位の傑作だが、内容で比較すると残念ながら本作に勝ち目はないか。 それでも映像は圧巻の連続であり、やはりあちらの映画界が持つパワーには唸るばかり。観る…
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『127時間』・・・生きる、生き抜く、生き延びる

死に直面した青年が“生きる”ために究極の決断をする壮絶なドラマ。作り話としてなら案外ありふれたシチュエーションかもしれないが、これが実話だというから驚くばかりである。 渓谷の狭い隙間に転落し、運の悪いことに落石で右腕を挟まれてしまったアーロン(ジェームズ・フランコ)が、手元に残された装備を駆使しながら命を繋ぎ生還に至るまでの127…
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